2012年6月9日土曜日

1X11A159 宮原 一樹 A++



 












 オーソドックスなAaというフォントに対して、一方向の勾配と掘込みを設けることによる微細な変化によって意識を中へ中へと誘導するdepthを与えている。
サインという行為の中の引きよせる、引き付けるという行為を拡張して見せてくれた作品といえる。(博多)
1X11A171 劉 建楠 A++















 
すぐにでも商品化されような完成度をもった作品。
蓋付ポケットから着想を得て鉛筆ケースにまで転換するプロセスは鮮やかで、かつ作品もとても精巧である。
欲を言えば、作者本人の内にあるポケットのイメージといったものがこの上に反映されればなお良かった。(間下)
1X11A102 田村 公佑 A++ 
















 顔を隠して、表情が見えないことで、地面との間の熱交換のようなものが感じられる。岩盤浴の延長線上にあるような、身体をニュートラルな状態にもどしてくれるような、ホスピタリティーをもったポケットのように感じられる。(博多)

1X11A066 佐藤 鴻  A++






















 段ボール紙、クッション材などの紙質素地材の破片が、さまざまな大きさでジョイントされて不思議な立体を作り出している。下から上に屈曲しながら上昇し、頂部が口を空けた状態で終わる。上向けにポケットのようなものが身を振りながら、身悶えしている。ポケットをsolidとして表現したことと、素材選択が作品へと結びついた。(入江)

 1X11A090 高瀬 椋  A++
















そそくさと巣作りするビーバーの作業風景の下に、大地の破れが露出している。一枚布として表現されたランドスケープと極めて具象的に表現されたビーバーと小枝により、地面の破れた部分をビーバーが埋めているという、さけ目を、ポケットと感じて、ストックするという行為の端緒を見せられた。(博多)

1X11A031 大高 翔吾  A++
















  紙粘土で作った立方体には、うっすらとかぎやペン、携帯電話、硬貨といったものの形がうき上がっている。ポケットは中に物を入れるという役割をもちつつ も、形崩れといった憂慮する点もある。ポケットの形を用いずとも誰もが連想できるイメージを浮かび上がる物たちで、巧みに表現している。(間下)

第三課題「ポケット」


出題者 安東陽子
 
ポケット

 シャツやパンツ、スカートの「ポケット」は、携帯品をしまう、隠す、という目的で付けられたものですが、ジャケットの胸ポケットはハンカチや名札を差して装飾や小道具の役目を果たすこともあります。

 カンガルーのポケットは子どもを包み、守るものです。一方で、ポケモン(ポケットモンスター)のように、ポケットに入れて持ち運べる程小さいもの、という意味や、エアポケットのようにぽっかり空いた穴という意味にも使われます。

 「ポケット」の形状、機能、派生した意味など、連想されるイメージを膨らませて、オリジナルな作品を製作してください。






提出物:立体作品(275×275cmの台座に設置)

出題日:5月16日
提出日:5月30日 13時30分(厳守)
講評日:6月6日