出題:TA松岡啓太
異化 -見慣れた未知のもの-
モノには固有の形態、素材、色彩、スケール、コンテクストが存在し、我々はそれを認識することによって、それをそのモノとして認識している。
しかし、あるモノ、身近なモノを異化して提示することによって、その意味や空間に歪みが生じ、見る者の日常的な感覚は攪乱され、別の視点が現れ、本来の形態や素材が強調され、普段当然のように思っている事物に対し疑問が生じる。
例えば、あるモノを変容させていく過程で、ある閾値を境にそのモノはそのモノとして認識されなくなる。
また、あるモノを普段人々が認識している方法とは別の視点で提示することによって、そのモノを未知なものとして知覚されるようにすることもできる。
見慣れたモノを注意深く観察し、そのモノを異化することによって新しい意味や現象を創造してください。
異化
目にとどめることもなく再認してしまうような日常的な事物を、未知のもの、非日常的に観察し感じるように表現すること。
ソ連の文学理論家ヴィクトル・シクロフスキーが1910年代に概念化した。
提出物:ドローイング(275×275 表紙+二枚以上)
出題日 :10月3日
提出 :10月10日 13:30(厳守)
講評日 :10月17日
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