2012年6月23日土曜日


1X11A075 渋谷 彩音  A++












 人間がもつ機能としての「視覚」の限界から生じる「死角」ではなく、偶発的に生じた輪郭の消失を(太陽が高く昇るにつれて強さを増す光に効果)、日常のサイクルの中で生まれる一瞬から選びとったところに、まず作品としての強度があるように思われる。さらに、4つのシーンから構成され、登場人物の小さな挙動から、強い光によって消失してしまったはずの空間に焦点があてられ、この作品の鑑賞者は、「死角」の奥行きを感じることができる。(
TA堀)

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