2012年6月23日土曜日

第五課題「都市の装置」


出題者 入江 正之

都市の装置

今日、都市が成熟した時を迎えていると言える。情報化時代がそれに重なり合って、人々が繰り広げる生活の様相も複雑で、多様で、活気に満ちているように思われる。ヨーロッパでは広場が都市の中心的役割を果たし、それを囲い込む回廊、アーケード、ポルチコ等の歴史は建築のひとつの形式であった。たとえばイタリアの最初の首都であったトリノには、サヴォイア王家の統治の長い痕跡としての都市回廊が旧市街を縦横に走っていて、訪れたものの心に忘れがたい空間体験を残す。(参考スライド参照)そこでは人々の多様で、活気に満ちたコミュニティーが、重層して生まれているに違いない。
このような都市装置は歴史性のうえに成立していることを踏まえたうえで、東京に、場所を高田馬場駅前、ビッグボックス前の広場に選定し、都市の活性化に、人々の在り様に寄与する装置を構想する。



提出物;スケール120程度の模型―台座は275×550の範囲内とする。(スケール1200程度の全体説明図を規定用紙275×275に表現する)。両方に、学籍番号と名前を明記すること。






出題日:65
提出日;612日(水曜日)午後1時厳守。作品鑑賞。
講評日:619日(水曜日)

0 件のコメント:

コメントを投稿